8月7日ころだったろうか。
朝起きたら右の首筋がどうにも痛い。
『おお、これは寝違えたんだろうか』
私は思った。
しかし
何日経っても右の首筋の痛みは消えない。
私の蒙古斑くらい消えて欲しいのに消えない(今も蒙古斑あるんだろうか(;´・ω・))。
学生時代の黒歴史くらい消えて欲しいのに消えない。
仕方ないから首に湿布を貼って処置すると良くなるんだけど、一晩寝て起きるとまた痛い。
痛み、再来。
そうこうするうちに、寝るときに右側を下向きにすると首筋が痛くて動きが死にかけのムシのようなスローリーさになってしまった。
生まれたての小鹿の方が俊敏だ。
これは困った。
人間社会という荒波でこれでは生きていけない。
ということで心のどこかでぼんやり感じていた対処法に出てみた。
枕をアバヨする
あたい、元々枕を使っていなかったのですが、昔付き合ってた彼氏に「なんで枕なくて眠れるの?」「枕って普通使うでしょ」みたいなことを言われ、ニ〇リで急遽購入したのが今の枕。
使い始めは相性が悪く、
「なんでこんな枕買って来てしまったんだ」と後悔の嵐が心の中を吹き荒れる。
だって何年も枕なんて使ってなかったから、自分に柔らかい枕が合うのか、硬い枕が合うのか皆目見当がつかなかった。
そう、できることならクーリングオフしたいくらい嫌だった。だが1度使ってしまったものだしそうもいかん。
そして次第に私と枕は心を通い合わせ、いつしか「段々この枕が合ってきた」と思って過ごすこと早数年。
どうやら枕と決別するときがやってきたのかもしれない。
ああ枕。枕よ。
たった数千円で何年も私の頭を支えてくれてありがとう。
実に柔らかすぎて寝心地が悪かった。どこのホテルに泊まっても枕が変わっても平気で快眠ができるこの私が、何故か自宅では枕に四苦八苦していたあの頃が懐かしい。
そして思う。
二度と君を買うことはないだろう・・・。
やはり私はノー枕を貫きたい。
これからは思う存分ノー枕生活を堪能しようと思う。
まずは首筋の痛みが完全に無くなったら、再度枕を試してみるとしよう。そしてやはり痛みが出てきたら枕よアバヨ大作戦だ。
自分から買ってきておいて文句を言うのは違うなと思って今日まで不満があっても口を閉ざしてきたが、人体に支障が出て来たとなれば話は別。
枕、アバヨ。